第26回 BELCA会員の新技術・新事業等の説明会 「『ドローンを用いた建築物の調査』に関する説明&ドローン実演会(京都)」を開催しました
令和6年6月25日に「『ドローンを用いた建築物の調査』に関する説明&ドローン実演会(京都)」を開催しました。
ロングライフビル推進協会(BELCA)では、会員企業の建築物のロングライフ化に資する新技術や新事業等について広く知っていただくことにより、これらの新技術等の活用促進を図ることを目的として説明会を開催しております(過去の説明会の開催報告はこちら)。
当協会正会員企業であります(有)スギテックにおかれましては、建築物の点検・調査等においてドローン等の先端技術を積極的に活用されており、昨今ではドローンスクールを営まれている(株) Fujitaka と協力されながらドローンパイロットの育成にも力を入れられ、業界でのドローンの利活用を啓発されております。
今般、「ドローンを用いた建築物の調査」の実際についての説明とドローン実機を用いた外壁診断等を会場で行う実演会を下記の通り開催し、好評のうちに終わりました。
1.開催概要
開催日時:令和6年6月25日(火) 13:10~15:40
会 場:(株)Fujitaka ドローンスクール講習場(〒622-0031 京都府南丹市園部町船岡長畑 52-3)
参 加 者 :19名
*当該地は廃校された小学校を地域振興の一環でドロンスクールとしても活用されております。当日は、体育館にてドローンの概要説明や実機の操作体験、各種機体の展示が実施されました。
2.各技術の説明内容等
(1)説明者
有限会社スギテック 杉山 和也(東京支店長)
株式会社Fujitaka 根井 章宏(ドローン事業課課長)
(2)概要等
可視カメラと赤外線カメラを搭載したドローンを用いてマンションや大型施設などの外壁や屋上を調査することにより、クラックやタイルの欠損、タイルの浮きや漏水の可能性を調査結果として得ることができる。今まで赤外線カメラによる調査は精度が劣る不安があったが、ドローンに搭載することで課題であった撮影角度や撮影距離の問題を解消することができ、精度を高めることができる。
また、従来型の調査に比べて調査日数の短縮やコストを大幅に抑えた建物調査が可能となる。令和 4 年には建築基準法の告示が改正され、またドローン操縦者の国家資格が制定されるなど、ドローン市場は大きな変革期を迎えている。それに伴い特定建築物の定期調査や大規模修繕前の調査にもドローンがより一層活用されることが期待される。
当日は、ドローン市場の概要、ドローンを調査で活用する際の留意点の詳細説明があったのち、実機を用いた高度空間の画像撮影を実演いただいた他、実際に参加者にもドローンの操作を体験いただきました。
(3)当日の様子
(4)当日の配布資料等
(5)問合せ先等
問合せ先:(有)スギテック お問い合わせ総合案内