BELCAについて
BELCAはビルのロングライフ化を推進するために次のような活動を展開しています。
建築物のロングライフ化に資する人材の育成・登録
建築物のロングライフ化を担う、維持管理や診断の専門技術者等の育成・登録を行っています。
(1)建築・設備総合管理士
建築物の所有者等が実施する建築物のライフサイクルマネジメントを担う専門家です。
(2)建築仕上診断技術者
建築物の外壁・防水等の仕上の診断を行い、補修・改修の適切なアドバイスを行う技術者です。
(3)建築設備診断技術者※
電気・空調・給排水設備等の診断を行い、修繕・更新・改修の適切なアドバイスを行う技術者です。
※一般財団法人日本建築設備・昇降機センターと共催
建築物のロングライフ化に関連する調査研究・情報発信
建築物のロングライフに必要な調査研究を行い、データや情報を整備しています。また、これらの成果や会員のノウハウを活用し、書籍等にまとめて頒布するとともに機関誌等を通じてロングライフ化を推進するためのさまざまな情報を発信しています。
(1)調査研究
建築物のロングライフ化に必要な調査研究を行い、データや情報を整備しています。
(2)情報発信
1)機関誌「BELCA NEWS」の発行
2)書籍の刊行
3)セミナー・講習会の開催
4)ホームページ(https://www.belca.or.jp/)を通じた各種情報の発信
<最近の出版物例>
○より良いメンテナンスのための設計・施工10の原則第三版
○木造・木質建築-長寿命化レシピ集
○建築物のライフサイクルマネジメント用データ集 改訂版
○建築・設備 維持保全計画の作り方(新訂2版)
○建築設備診断システム診断要領 改訂版
○建物のライフサイクルと維持保全(新訂版)
○オフィスビルと共同住宅の法律・技術の変遷年表(第3版)
○ロングライフを目指す文化・体育施設
○省エネ改修の実例とその効果
○コンバージョン-実績と展望
○BELCA NEWS(毎年1月・4月・7月・10月発行)
建築物のロングライフ化に関連する表彰
長期にわたって適切な維持保全をしたり、優れた改修を実施して現在も活用されている模範的な建築物を「BELCA 賞」として表彰しており、令和5年度までに325件を表彰しています。
(1)ロングライフ部門
長年にわたり適切に維持保全され、さらに相当の期間にわたって維持保全される事が計画されている模範的な建築物を表彰します。
(2)ベストリフォーム部門
社会的・物理的な状況の変化に対応して、今後の長期使用のビジョンを持って蘇生させる、もしくは飛躍的な価値向上等をさせるリフォームがなされた模範的な建築物を表彰します。
表彰式の様子(令和6年5月)
建築物のロングライフ化に関連する評価・評定等
ビルのロングライフ化に資する優良な技術の評価、公営住宅の改善計画の評価、耐震診断・耐震改修計画の評定等の事業を行っています。
(1)優良補修・改修工法等の評価
補修や改修に関する材料、工法、設備、機器等についての優れた技術を評価する事業です。
(評価工法:ハイブリッドクイック工法(D’sハイブリッドクイック工法)、スマートタイルセイバー、ニュークイック【HORICON】工法)
(2)公営住宅最適改善手法の評価
公営住宅の改善事業について改善計画の妥当性や事業性等を評価する事業です。
(3)耐震診断・耐震改修計画の評定
耐震診断、耐震改修設計等の適切性を学識経験者の協力を得て、第三者評定を行う事業です。
(4)エンジニアリング・レポート(ER)の品質の確保と普及
ER 作成のためのガイドラインを刊行するとともに、ER を作成する正会員で構成される ER 作成者連絡会議を組織し、専門技術の情報収集・共有、ER の品質の確保と情報発信による ER の普及に努めています。
(5)マンション定期診断及び外壁診断の普及
マンションの定期的な診断の普及推進を図るため、当協会が定める登録基準を満たす正会員を「マンションドック」として登録しています。
(登録会社:㈱東京建物リサーチ・センター、日本建築検査協会㈱、㈲スギテック) (令和6年9月現在)