BELCA事業内容


 BELCAでは、会員及び関係者の総力を結集し、良質な建築ストックの形成に向けて、さまざまな事業を展開しています。



■調査研究

建築・設備のライフサイクル(LC)データベース構築のため、また維持管理・診断・改修技術の開発・普及を図るため、次のような広範囲の調査研究を実施しています。


LC評価用データの収集と提供に関する調査研究

(インターネットを活用したデータの収集・データ整備等)

  ●「建築物のLC評価用データ集」改訂の検討

●「建築・設備の改修設計の進め方」(新版)作成の検討

●建築物の維持保全の用語と様式集作成の検討


■普及事業

BELCAの調査研究成果や、先進的な会員企業の事例・ノウハウ等を広く紹介するなど、良好な建築ストックの形成をめざした普及活動を実施しています。

●出版物の刊行

 最近の新刊も含めた刊行物の例は次の通りです。

○建物のライフサイクルと維持保全

○建築物のLC評価用データ集(改訂第3版)

○設備管理業務におけるSLA/KPI手法の基本的考え方

○PFI事業の維持管理 −発注者のための15の提言・同解説−

○建築・設備維持管理のしおり

○建築・設備維持保全計画の作り方(改訂第2版)

○不動産投資・取引におけるデュー・ディリジェンスとエンジニアリング・レポート

○不動産投資・取引におけるエンジニアリング・レポート作成に係るガイドライン(2007年版)

○タイル外壁及びモルタル塗り外壁定期診断マニュアル

○外壁の地震に対する安全性の評価方法・同解説

○建築設備診断評価基準(改訂版)

○コンバージョン等の建築ストックの有効活用の手引

○避難安全検証によるビルリニューアル

●各種報告会・展示会における事業成果の普及活動

●建築の維持保全教育に対する支援

●建築ストック対策ネットワーク(ストックネット)等の事務局運営

ホームページを通じた維持保全情報の発信


■推進事業

優良な既存建築物の表彰や維持保全に係わる技術者の育成等により、良好な建築ストックの形成を図るための事業を実施・推進しています。

 

  ●優良補修・改修工法等の評価

●優良建築物の表彰(BELCA賞)

○ロングライフ部門・・・長期にわたり優良な維持保全が実施された建築物

○ベストリフォーム部門・・・改修により画期的な活性化が図られた建築物

16回(平成195月表彰)までに両部門合わせて156件を表彰

●維持保全技術者の育成(登録者数は平成18年度末)

○建築・設備総合管理技術者の育成 登録者数1,100

維持保全計画を作成し、実施に責任を持つ建築・設備維持保全のエキスパート

○建築仕上診断技術者<ビルディングドクター(非構造)> 登録者数5,700

建築物の外壁、防水等の仕上の診断を行い、補修・改修の適切なアドバイスを行う専門家

○建築設備診断技術者<ビルディングドクター(建築設備)> 登録者数約3,900

電気・空調・給排水等の建築設備の診断を行い、補修・改修の適切なアドバイスを行う専門家

○ファシリティマネジャー(FM'er

●「診断実施会員リスト」・「補修・改修実施会員リスト」による信頼できる企業情報の提供

●マンションの定期診断を行う「マンションドック」の登録 1316ドック登録(平成18年4月現在)

●外壁診断に係る総合保険制度の普及


■受託事業

維持保全等に係わる調査研究成果や、会員企業のノウハウを活用し、国、地方公共団体等からの受託事業を積極的に受け入れています。

●国土交通省(最近の受託事例)

○既存オフィスの住宅転用に資する建築技術に関する調査業務

(平成14年度)

○建築ストックの総合的・戦略的再生技術に関する調査検討業務

(平成15年度)

○建築・住宅ストックの評価、管理、運営技術に関する調査検討業務

(平成16年度)

○既存不適格建築物の実態調査とケーススタディ検討業務(平成16年度)

○被災リスク情報の活用手法に関する調査業務(平成17年度)

○既存不適格建築物の防火性能診断法に関する調査業務(平成17年度)

○地震等による建築物の被災リスクに関する技術的情報の整理とその活用におけるフィージビリティ等の検証業務(平成18年度)

 

●地方公共団体等(最近の受託事例)

○都市再生機構(旧公団)賃貸住宅のライフサイクルコストに関する研究

(平成1516年度)

○公営住宅機能低下判定調査(平成18年度まで63物件調査)

○公営住宅最適改善手法評価事業(平成18年度まで404棟評価)

○耐震診断等の評価業務(平成18年度まで2,135物件判定)


ディスクロージャー資料
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