BELCAとは

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● BELCAとは
 平成元年6月に建築及び建築設備の維持保全にかかわる技術に関する総合的かつ体系的な調査、研究及び開発を行うことと、その成果の普及を図ることにより建築及び建築設備の適切な維持保全を推進しもってわが国における良好な建築ストックの形成に寄与することを目的として建設大臣の許可を受け設立された社団法人です。

 会員は、建物所有者をはじめ設計・公益事業・金融・保険・建設・設備・メーカー・メンテナンス・診断など建築物にかかわるさまざまな企業です。
そこからの知識と実践の結集は、建築物の維持向上・良質な資産形成を旨とする当協会にとり活動の大きな原動力となっています。

 現在も、そしてこれからも、たくさんの建築物が増えつづけて行きます。
 これは膨大な建築ストックへのリニューアル需要の大きさを予測させるものです。



●私たちが今できること

 月日の経つのは早いもので私共協会が平成元年に設立され、すでに十数年が経過しました。
 その間、日本経済は大きな試練を受け、ようやく本来のあるべき姿を取り戻しつつあります。
 一方、増えつづける建築ストックに、いっそうの維持保全が必要とされる今日にあって、これに応えてゆくBELCAの果たす役割と責任はますます大きくなってくると思われます。
 BELCAは、関係者の強固なご支援のもとに各方面の活動を展開していますが、その礎は、会員による諸活動にあります。
 各委員会活動を通し、建物のライフサイクルにかかわる技術の研讃をはかる一方、その普及と広報活動につとめています。フローからストックの時代へと激しい時代の変化の渦中にあって、建物の将来に及ぶ保全と活性化に向けての準備と実行が何よりも大切なことと考えるからです。
 また、私共協会の表彰制度にBELCA賞がありますが、その真意は、建築物の運用・維持管理における不断の努力と行為に向けられていると言って良いかと思います。
適切に手を加え、大切に使っていくことは、建築物づくりとその後の長期使用につながる基本姿勢であり、このことは社会の財産である建築物の良好なストック形成と共に地球環境保全にも沿うものと言えましょう。
 BELCAは、後世に良好な建築ストックを引き継ぐことを念願し、技術上の課題解決とその成果を普及していくために人づくりや新しい仕組みの提案に今後も情報を発信し続けます。
 皆様とともに、時代をこえた確固たる建築づくりをめざします。

全建築ストック総量(2000年1月1日時点)77億5千万u