建築物の長いライフサイクル(LC)の間に修繕と改修がたびたび繰り返され、その建築物の機能が維持され、向上されてゆきます。その結果、建築物が有効に利用され、長寿命化に結びつき、さらに維持保全費用が合理的に節約されます。
どのようにすれば合理化できるかを評価する方法としてLC評価が不可欠です。BELCAは、設立当初からLC評価の重要性に着目し、LC評価に必要な建築・設備の部位・部材ごとの費用や耐用年数をとりまとめ、平成2年に「建築物のLC評価指針・LC評価用データ集」を刊行しました。その後も改訂を重ね、平成20年に第4版を刊行しました。
第4版では、データの更新のほかに、より多くの方が利用できるように利用上の留意点や利用方法などを追加充実致しました。
本書を利用して頂き、新築時、改修時、ER作成時等の多くの場面で適切なLC評価を行い、建築物のロングライフ化を進めて頂くことを切に願います。
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